東葛線

区間 新野田変電所→東葛変電所
建設年 昭和37年
新野田変電所の南東側から出発し、流山地域を通過して
東葛変電所のメイン電源を賄っている送電線です。
154kV4回線という構成は良くありますが、
オリジナルの懸垂鉄塔はI吊りとV吊りを組み合わせた
珍しいスタイルをしています。
また、北千葉浄水線分岐〜下葛線分岐までは
かつて存在した送電線のルートを利用している
らしいです。 

沿線風景
新野田変電所を出発後、少しの間だけ国道16号線付近の
開けた土地を進みます。
その後すぐに丘陵地形に入り、住宅街と丘陵地形を繰り返すような
形で進みます。
南下していくと、つくばエクスプレス流山おおたかの森駅付近の
市街地に入り、道路に沿って移設されたであろう区間を進み、
それまでとは打って変わってマンションや商業施設を
見ながら進みます。
その後、北千葉浄水線を西側に分岐後、東葛線は東側に進んで
再び丘陵地形を通り、下葛線を延長線上に分岐した後、
また90度方向転換し、その後また曲がって東葛変電所につながります。
途中の利根運河越えは長閑な風景と絡めて撮れたり、
丘陵地形の場所は、古墳の残る公園があったり、
つくばエクスプレス付近では迫るマンション群を背景に撮れたり、
風景の変化に富んだ撮影ができます。

撮影時の鉄塔状況
建設当初の鉄塔は、つくばエクスプレスと交差する前の20号とその
若番区間に残っています。
改造された鉄塔、比較的最近に建て替えされた鉄塔も見られ、
徐々に更新されている印象です。
20号より老番側の区間は当面変化がなさそうに思います。

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