東京電力
須川発電所

所在地 静岡県駿東郡小山町
 接続する送電線 須川線
最大出力 6000kW
最大使用水量 7.79立方メートル/秒
有効落差 92.6M

付近の住宅街から少し入った山の中にひっそりと佇む
発電所です。
大正元年と、須川発電所より古い発電所は、
もともと富士瓦斯紡績の自家用発電所として建設されました。
関東大震災で損壊したらしいですが、戦後、ウルトラマンの舞台に
なった際の建屋は白っぽい昭和初期風なので、この時すでに建て替えられていたと見られます。
そうなれば今の建屋は3代目ということになります。


放水路です。
運転開始当時は出口がアーチを描いていたみたいですが、
その後の改修で現在の形状になったのでしょう。


放流水は下流に流れ込みますが、


そこに別途取水された水が合流して
菅沼発電所に向かいます。


付近には余水吐と見られる水路もありました。
草が映えているので長い間水流がなかったと思います。


水圧鉄管です。
跨ぐ道路の石積みが古そうなので、運転開始当初から
上部貯水池への道としてあったのかもしれませんね。


上部のスクリーンです。


こちらは除塵設備です。


貯水池から上部水槽まで続く導水路です。
結構幅があります。


阿多野調整池です。
こちらも大分面積があります。


こちらは発電所下流の放水路です。
発電所上部の導水路に比べると大分幅が狭いです。


放水路のトンネルです。
コンクリートなので後の時代に増設または改修されたのでしょうか。


天神原調整池手前の橋です。
発電所放水口からここまではもしかしたら菅沼発電所の設備扱い
かもしれませんね。
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